武川米(むかわまい)とは
武川米の由来と歴史
 一般的に「武川米」と言えば、武川筋 (むかわすじ) 地理的には、北は白州町の一部から南は御勅使川 (みだいがわ) までの釜無川右岸一帯で収穫されたコシヒカリを指します。山梨県内を中心に新潟県魚沼産のコシヒカリと同等のブランド米として認知され、高い人気を誇っているお米です。
 名前の由来は、武田信玄を輩出した武田家の始祖、武田太郎信義が自らの領地で収穫されたお米を「武川米」と名付けたのが始まりです。江戸時代に甲斐国では富士川舟運を通じて江戸への年貢米回送を行っていましたが、「武川米」は徳川将軍家に献上されていたと言われている非常に由緒あるお米です。300年も昔から、武川筋で収穫されるお米は美味しいお米として知られ、「味は日本一」と称賛されて高品質が評価されてきました。過去に天皇陛下献上米にもなったお米です。
武川米が美味しい理由 
 「武川米」は、さっぱりとした食感のなかに甘味・風味・粘りがあり、香り・ツヤ良しの逸品です。炊き上がりのご飯は勿論のこと、冷めてもモチモチしてとっても美味しいという特徴があるお米です。
 では何故、「武川米」はこんなに美味しいのでしょうか?その美味しさの秘密は「南アルプスの美味しい天然水」、「寒暖の差の大きい気候」、「肥沃な土壌」の3つにあります。
 先ずは「水」。南アルプス甲斐駒ヶ岳の麓に位置する武川町は、南アルプスの森に蓄えられたミネラルたっぷりの雪解け水を一年中利用してお米作りをすることができます。
 次に「気候」。山梨県は桃や葡萄の生産でも有名ですが、このフルーツ栽培に適する昼夜の寒暖差の大きさがお米の登熟にはもってこいの気候なのです。
 最後に「土壌」。土質は花崗岩質の砂質壌土で、これに適度に粘土質が混じっています。この土質が美味しいお米作りには不可欠なのです。
 「南アルプスの美味しい天然水」、「寒暖の差の大きい気候」、「肥沃な土壌」の3条件に農家の「愛情」と「情熱」が加わって、最高に美味しい「武川米」ができるのです。
  武川米の美味しい炊き方
〜水加減によって変身する武川米の魅力

 武川米は、炊くときの水加減によって食感の違いを楽しむことができます。
「どんなお米でも、水加減が違えば食感の変化は当たり前 !」と思われがちですが、武川米は、炊くときの水加減によって「まるで違う品種のお米 ?」と思うほど変身します。
「歯ごたえ重視」の方は、少々少なめの水加減で・・・
「もちもち柔らか食感」がお好みの方は、炊きたい量 + 1合分の水加減で・・・
お好みに合わせてお試しください。
武川米の評価
「武川米コシヒカリ」は、「日本穀物検定協会」が行う「米の食味ランキング」で、2005年(平成17年)から2009年(平成21年)まで5年連続で、2012年(平成24年)から2016年(平成28年)まで5年連続で、計10回、最高評価の「特A」に選ばれました。
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