炊きたてご飯の保存方法

ご飯は炊きたてを食べるのが一番ですが、食べきれずに余ってしまうこともあるでしょう。余ったご飯を保存する方法はいろいろありますが、おすすめなのは冷凍保存です。

ご飯が劣化するのは、でんぷんの水分がでてしまうのが原因です。ご飯が劣化する温度は2～3℃ですので、ご飯を冷蔵保存すると劣化が早くなります。また、近年の炊飯器は保温機能が向上していますが、それでも5～6時間が限度です。長時間保温することで、水分が蒸発してご飯が黄ばんだり、ニオイがでてしまったりします。冷凍保存はご飯の水分を逃すことなく保存ができるため、ご飯の劣化を防ぐことができます。

ご飯の冷凍保存にはコツがあります。

• ご飯は冷めないうちに保存容器に移すか、ラップで包みます。ご飯が熱い内にやると水分の蒸発を防げるので、解凍したときにご飯がパサパサになりません。
• ご飯は平たくすると、冷凍・解凍のスピードが早くなります。量は、お茶碗一杯分がベストです。
• お米同士がくっつきすぎないように押しつぶさず、ふんわりと包みましょう。
• あら熱がとれたら、冷凍保存します。このとき、金属トレイやアルミホイルにのせると短時間で冷凍できます。急速冷凍がご飯を美味しく保存するコツです。

電子レンジの解凍機能や自然解凍では、ご飯が劣化して美味しさが損なわれます。冷凍保存したご飯は、電子レンジで「加熱」しましょう。急速加熱で一気に解凍することで、ご飯の劣化を防げます。冷凍保存した際の賞味期限は一ヶ月と言われていますが、美味しく食べる為にもお早めにお召し上がりください。