お粥について

こちらでは、お米を使った料理の一つ「お粥」についてご説明します。

お粥と似た料理に雑炊があります。2つの料理は同じように思えますが、調理方法が違います。雑炊はご飯から、お粥はお米からつくります。お米から時間をかけて作るお粥は、お米の優しい甘みを味わえる料理です。

お粥は病気のときに食べる料理というイメージが強いですが、健康にも美容にも良い料理です。お粥には水分がたっぷり含まれているので、水分を大腸まで届けてくれます。水を飲んでも小腸で水分が吸収されてしまいますが、お粥は大腸に水を届けてくれるので、腸内環境を整えてくれます。また、温かいお粥は体を芯から温めてくれるので、冷え性にお悩みの方にもおすすめです。

お粥の作り方は、普通のご飯を炊くときよりも水の量を増やして炊くだけです。お粥の炊き加減は、お米とお水の割合で変わりますから、お好みで調整してください。お米の5倍量の水で作ったお粥は全粥、7倍量の水で作ったお粥は七分粥、10倍量の水なら五分粥になります。水の割合が増えるほど、薄く炊くことができます。

お粥にはお米と水で作ったシンプルもの以外にも、いろいろな種類があります。

● 七草粥

セリやナズナ、ハコベラなど春の七草を入れて作り、1月7日に無病息災を願って食べるお粥です。

● 牛乳粥

お水の代わりに牛乳で炊いたものが牛乳粥です。外国でも作られる料理で、国によってバターを入れたり、砂糖を入れたりと違いがあります。

● 中華粥

文字通り中華料理の一つで、鶏ガラや魚介のスープなどで炊いたお粥です。お肉や魚などの具材を入れます。